ポンペイ遺跡を訪れて_1
ロンドンよりイタリアのナポリへ移動し、ポンペイの遺跡を訪れました。ポンペイは、西暦79年ヴィスヴィオ火山で発生した火砕流によって地中に埋もれた遺跡。 ユネスコの世界遺産に登録されています。広大な敷地なので、今回はその1部、赤丸部分をガイドさんにご案内頂きました。
ポンペイの壁画は、ポンペイ4様式といわれ、4つの様式に分けることができるそうです。その第2様式に当たるのがトロンプ ルイユ。対象物に陰影を付けることで立体的な構造物と錯覚させるとうもの。実際に、ローマ家でも窓がない狭い部屋を、少しでも広く見せるために描かれていたそうです。 背景にはポンペイレッドと言われる赤が、広い面積に塗られていました。この様式では、白・赤・黄・緑・マゼンタが良く用いられ、建物が多く描かれていました。
床のタイルも、場所により色々なデザインが施され、壁同様に見応えがありました。
大変細かい手作業だと思いますが、沢山の色を使い、ボーダーを回しとても凝ったデザインでした。